Langhe Sauvignon Matto Correggia 2015 Matteo Correggia

イタリアの白ワイン

Tremilla Yen di Vino Italiano :イタリアワイン三千円

更新履歴 2020/05/15
販売価格

3,000円(税込)

在庫数 SOLD OUT

希望小売価格 4,620円税込→ 通常特価 3,780円税込→ 特別価格 3,000円税込
※2020年5月16日(土)16時半更新:沢山のご注文ありがとうございます。初回27本、追加60本も完売となりましたので、24本追加UPさせていただきます。現在実店舗在庫がゼロになりましたので、出荷は、20日(水曜日)以降となります。お待たせしますが、ごめんちゃい。
※2020円5月20日(水)10時半更新:24本追加できました!
※2020円5月28日(水)11時半更新:12本追加できました!

ランゲ・ソーヴィニョン・マッテオ・コレッジア 2015 マッテオ・コレッジア
《イタリア/ピエモンテ/白/ソーヴィニョン/辛口》

ロエロ地方‥アルバから10kmほど北上したカナーレ地区にアジェンダを構えるマッテオ・コレッジアの設立は1935年。当初は様々な果実栽培や畜産業を営んでいました。当時のロエロ地方は、平地部分で栽培されていたこのアルネイス種からなる白ワインの生産が主でしたが、カナーレ地区最西端で、南向きの一枚畑を購入後、ネッビオーロとバルベーラを高密植で植樹し、品質の高いブドウを生産し始めました。

最初は、ロベルト・ヴォエルッツィオや、エリオ・アルターレなどに醸造前のブドウの段階で売り渡していましたが、当時若かったマッテオはロベルト・ヴォエルッツィオや、エリオ・アルターレに可愛がられており、1976年、彼らとともにブルゴーニュに視察に行ったのがきっかけに、1987年からは自社醸造、瓶詰めを始めます。。マッテオはブルゴーニュが「軽さ、エレガンス」と「複雑さ、フィネス」を兼ね備え持つことに驚き、ロエロとの共通点を感じ自信を深めたそうです。その後、エリオ・アルターレなどの助言を得ながらロエロの、マッテオ・コレッジアのスタイルを築き上げてきたのです。

しかし、2001年‥畑での作業中に不慮の事故でマッテオが帰らぬ人となりました。それ以降は婦人であるオルネッラ女史を中心に、マッテオの意思を引き継ぎ、そのスタイルを維持していますが、2012年からはアルバの醸造学校で学んだ息子ジョヴァンニが栽培や醸造に関わることになり、新しくスタートを切ったと言っても過言ではありません。

ランゲ地方とロエロ地方‥いずれの土壌も豊富な石灰分を保有しますが、ランゲは黄土の比率が高くなり、ロエロは灰色土の比率が多くなります。ロエロは東に行くほど表面の砂質が多くなる傾向にあるそうです。特に、マッテオ・コレッジアが位置するカナーレ地区の西端は、石灰岩と砂質が豊富で6層にもなる複雑な地層となり、表土の砂質には大量の貝殻が混じり5cm下には粘土層も存在する…それはマッテオ・コレッジアのワインに個性として表れます。

2012年から醸造にも携わり、父の意志を継ぎながらも自分の‥という息子であるジョヴァンニ・コレッジアの思想が徐々に具現化されており、これまでのマッテオ・コレッジアとはすでに違うスタイルになったようにも思います。ジョヴァンニも樽熟成も用いりますが、バリックから大樽に、樽熟成の期間も短めにしているようです。また最近はアンフォラにも挑戦しているようで、それも果実味を表現するために、樽の風味をあまりつけたくないという思いからかのようです。これまでを否定するのものではありませんが、最近の作品は、非常に果実味がピュアかつクリア。樽香も穏やかで、濃さ推しではない。とても親しみやすく好感の持てるワインに仕上がっています。

ロエロを代表する土着白品種である、アルネイスにはもちろん注力していますが、マッテオの時代から国際品種の白としてリリースしつづけているのがソーヴィニョンブランですね。実はマッテオはディディエ・ダグノーの作品のファンとか、つまりロワール(フランス)的なソーヴニョンを表現したかったのでしょう(長らくシレックスとか飲んでねーなー)。一時期は日本市場向けにペル・ジャポネなるソーヴニョンもありましたが、最近はなさそう。現在、ランゲ・ビアンコ・ソーヴニョンとしてはこのワインのみをリリースしておりますが、サブネームとして「マッテオ・コレッジア」とマッテオを名を冠するほど、マッテオはソーヴィニョンにも入れ込んでいたのかもしれませんね。

海抜235mから270m、砂質70%、シルト25%、粘土5%の土壌。短期間かつやさしい圧搾の後、低温に温度管理をされたステンレスタンクで酸素と遮断しながらのアルコール発酵。最初の三ヶ月は、シュール・リーの状態でステンレスタンクとバリックの古樽併用で熟成。その後、ステンレスタンクで10ヶ月の熟成後瓶詰め、瓶詰め後12ヶ月の瓶熟成。と公式サイトにありますが当該ビンテージではないかもしれません。輸入元の資料では、ステンレスタンクで12ヶ月のシュール・リーの後、バリックの古樽とステンレスタンク併用で7ヶ月の熟成とあります。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

すでに日本市場でも2016年がリリースされていますが、こちらは2015年、新しいラベルデザインになっております。冷蔵庫キンキン温度、コルクはディアム社製の5cmと白にしては長め。グラスはザルトのユニバーサルにしてみます。表記のアルコール度数は13,5度、表ラベルには生産本数「3,895本」と記載されています(少ないですね)。比較的黄色味はしっかりしていますが、オレンジが射すわけではありません。ジーンと音がなるようなソーヴニョンブランらしいハーブ系の香り。柑橘果汁がしっかり密度がありますね。決して樽が前にくるようなタイプではないし、アルテニ・ディ・ブラッシカ(GAJA)を彷彿とさせる酒質、グラスからの香りは満点ですね。

口に含みんでみますと‥‥‥これはうまい!ソーヴニョンらしさ全開で、しっかりと深い密度はエキスぃですが、決して高くない適正なアルコール度数が、暑さを感じさせない厚さ。いいボディ‥なんですが、クリアなミネラルがあり、旨味に負けない上質な酸味がある。これ、マジでアルテニ・ディ・ブラッシカっぽい、同じ樽も熟成に使うヴィエリスとはまた違うんだけれども、そういう意味ではピエーレとヴィエリスの間ぐらいか?ここはピエモンテらしいミネラル感が強いのがアルテニ寄りに感じますね。そして、ハッキリとした酸味があり、旨味やボディがあるんだけれども、しっかりと辛口でフィニッシュする感じもいい。グラスはヴィノムのキャンティ型と迷ったんだけれども、これぐらいのサイズアップは全然OK。ヴィノムのボルドー型でもイケるのではと思います。酸味の周りに少しミンティな要素があり、より爽やか。13,5度の飲みやすさもいいですね。これ、マジでブラインドだと(やや、アルコール的に軽めの)アルテニ・ディ・ブラッシカか、迷ってピエーレって言いそうになる‥「ほぼ感」を思うと、コスパが尋常ではない。

それにしてもいい酸味。旨味と競い合うようなバランス。もちろんフレッシュなぷちぷちなど皆無だけれども、新鮮さと、落ち着きが共存していますね。シュール・リーによる、ソーヴィニョンブランの旨味もしっかり感じる。ディディエ・ダグノーともガヤとも張り合えるのではないか?まっこと素晴らしいソーヴニョン・ブラン。キンキンでも、ギンギンに冷えて感じるわけではないが、半端なユルさもない。いい苦味があるんですよね。酸味とともにメリハリのある苦味が。

もう春ではありませんが、タケノコのアク、春の野菜にもいい。でも、これから夏野菜とのアッビナメントも楽しみだし、はらわたの苦味と楽しみたい川魚とも相性がいいはずです。うん、肉だとすれば、ササミと大葉の天ぷらとか、アスパラに豚肉でもいいけど、脂控えめで‥。いずれにせよ、野菜とのコンビネーションが欲しいですね。緑々しい野菜との。でも、頭の中は茄子とどうするか‥を考えてる。

二日目も冷蔵庫キンキン、グラスはヴィノムのキャンティ型にしようかと思うが、ザルトのユニバーサル型。思った以上に初日に飲んでる(あかんやん)。13,5度の威力。二日目もキンキンにしては、ソーヴニョンらしい香りがよく開いてますね。香りからも密度の高さ伺えますよ。飲み口の冷涼さがピエモンテのソーヴニョンらしい。ひょっとするとニュージランドのソーヴィニョンもこんなミネラル感だったと思う。ある意味、フリウリではない冷涼さ、ミネラル感がおいし。相変わらず切れ味‥シャープな酸味がありドライ。2015年にしては、新鮮さもある(ぷちぷちはしてないが)。余韻も非常に長く、久々に唸るソーヴニョンブラン。ミンティなハーブとクリアなミネラルが特徴的。ソーヴニョンらしいアロマチックさも、酸味とそれらでシャキーンとしてますね。

三日目も冷蔵庫キンキン、グラスはヴィノムのキャンティ型にしてみます。香りが少しタイトになるかと思いきや、口径が狭い分、集中して飛び込んできます。いやあ、このソーヴィニョンブランの香りはほんと素晴らしいと思いますね。飲み口にはさらなるミネラル、酸味もシャープを増し、ドライですね。でも、ドライな辛口なんだけれども、決して乾いた感じではない。しっとりと甘味を帯びる部分もある。2015年と微々たるものでがバックビンテージ、を感じさせない。

かなり気に入りましたね。ソーヴィニョンブランらしいアロマチックさもあるんですが、13,5度という抑え気味のアルコール度数は、過剰なボリュームや濃さがウリではありません。非常にシャープな酸味があり、クリアなミネラル、しっかり辛口のソーヴィニョン。春から夏のミネラル豊かな野菜やハーブと合わせたいですね。

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