Cepparello 1995 Isole e Olena

トスカーナ州の赤 > Isole e Olena

更新履歴 2019/03/28
販売価格

14,800円(税込)

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チェパレッロ 1995 イゾレ・エ・オレーナ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》

キャンティ・クラッシコ地域でも、北東にグレーヴェ・イン・キャンティ、東にラッダ・イン・キャンティ、南東にカッテッリーナ・イン・キャンティと隣接するバルベリーノ・ヴァル・デルサ地区に位置するのが、このイゾレ・エ・オレーナです。他には、カーザ・エンマや、モンサントなども位置する地区にイゾレ・エ・オレーナは約50haのブドウ園を持ちます。

祖父の代まではピエモンテ州の北の村で小さな畑を持ち、当時からワインを作っていましたが、第二次世界大戦後トリノへ移住‥そこでパオロ・デ・マルキ氏は生を受けます。父は弁護士でより安定した収入を見込んで1956年にデ・マルキ家が「イゾレ」と「オレーナ」の、二つの隣接した畑を購入し合併して設立された醸造所‥であるのが名前の由来なんですね。(そのルーツの血が騒ぐのか‥ピエモンテでもワインを作っていたりします。)

父の代までは醸造したワインをアンティノリへ卸していたようですが、その間パオロ氏はトリノ大学などで醸造学を修め、イゾレ・エ・オレーナに帰ってからは自社瓶詰を開始‥小作人から元詰めになったわけですね。

 ※小作人制度に関しては、マット・クレイマー氏の「イタリワインがわかる」
  を読むと‥凄く勉強になります。ちなみに‥このイゾレ・エ・オレーナもマ
  ットクレイマー氏は推奨銘柄ですね。

1976年頃から、セラーの近代化を計り、小区画による栽培もスタートしています。そんな生産者出身のパオロ・デ・マルキ氏率いるイゾレ・エ・オレーナですが、昨今では珍しく外部からエノロゴを雇い入れることなく、自身でのワイン造りを実践しています(語弊あり)。

イゾレ・エ・オレーナの最上のサンジョベーゼとなるこのチェッパレッロのコンセプトであるサンジョベーゼ100%のワインは、1978年から試作が造られており、1980年に初ビンテージを迎えます。70年代後半から80年代前半は第一次スーパータスカン達が生まれた時期ですね。

今となっては、サンジョベーゼ100%のIGTも珍しいものではありませんが、当時はキャンティ・クラッシコとは認められておらず、VDT(ヴィノ・ダ・ターヴォラ)でのリリースとなっています。

パオロ氏のキャリアはトリノ大学だけに留まらず、カリフォルニアのUC DAVISや、アスティの醸造実験場、ボーヌ、モンペリエ、トリノ、ガイゼンハイムなどの大学などともその研究を行っていました。コレッツィオーネ(・プリヴァータ)シリーズという国際品種からなる単一セパージュのワイン達は、それぞれのオリジナルの地域から苗を取り寄せたもので、シラーはローヌから、シャルドネはブルゴーニュからのようで、彼のキャリアを考えると‥国際的ですね。

「イゾレ」と「オレーナ」の区画はそれぞれ特徴を持っており、イゾレは石灰質、オレーナは砂がより多く軽めの土壌だそうです。チェパレッロとなるサンジョベーゼが収穫される畑はキャンティ・クラッシコとなるサンジョベーゼと同じで約36ha。より樹齢の高い樹から収穫されるブドウがチェパレッロとなります。名前の由来は‥イゾレ・エ・オレーナの所有する畑の中でも、最も標高が高い場所を流れる「ボッロ・チェッパレッロ」という小川にちなんで名付けられました。

使用される樽は、フランス産とアメリカ産との情報(たぶんバリック。この1995年がどうかは不明)。西野嘉高の考えとして、サンジョベーゼにアメリカンオークを使用するのは好みではありません。しかし、飲んでみれば‥その心配もこのチェッパレッロに関してはなくなりました。(UC Davisでの経験が影響してるのかしら?)熟成期間は約14ヶ月から18ヶ月‥瓶熟成も12ヶ月施されます。

さて‥状態は、ラベルに擦れや汚れはありますが気にしない、気にしない。キャップシールも打ち傷、ボルドー色からシルバーがチラっていたりしますが気にしない、気にしない。すべてのボトルでくるくると回り、揃って経年相応の液面の高さをキープしており液漏れはないはずです。液色は熟成したサンジョヴェーゼらしい感じ、透明度もありますね。瓶底の凹み外周には均等に積もった澱があるようですが、その量は経年を思うととても少なく、ちっとも動きもモヤりもしない状態の良さがいいですね。ちなみに表記のアルコール度数は13,5度となります。もちろん1995年は90年代屈指の好ビンテージのひとつ。現行2015年となると、20年の熟成は飲み頃ですね。もちろん、この状態ならまだまだ熟成も可能でしょうけど‥。ああ、飲みたい。

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