Le Pergole Toete 50 anniv 2013 Montevertine【第一回販売分】

トスカーナ州の赤 > Montevertine

更新履歴 2018/12/05
販売価格

69,800円(税込)

在庫数 SOLD OUT

※販売は終了しました。

レ・ペルゴレ・トルテ 50周年記念ワイン 2013 モンテヴェルティーネ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》

このワインの存在を知ったのは昨年の9月20日のことです。どのように入手すべきか?もちろん、幸いにして現在の正規輸入元さんにも相談をしましたが、このワインに関する情報はまだのようでした。超限定のワインになるはずでしたので、もし日本に割当があれば‥との口約束でした。その他、バイヤーとしての西野嘉高の本領を発揮すべく、問い合わせるべき先にはすべて唾をつけておくマーキングもしっかり。争奪戦を回避し、有利に仕入れるために、このワインに関して一切話すこともありませんでした。鼻の利く業界の方からの問い合わせにも、知っているのに知らんフリを続けること一年ちょい。ようやくご案内できることになりました。

モンテヴェルティーネの歴史に関しては、レ・ペルゴレ・トルテ2015年の紹介ページに記載していますので割愛しますが‥イタリアに限らず、海外でこのワインが紹介されている一部には「レ・ペルゴレ・トルテ・リゼルヴァ 2013」と記載がある場合がありますが、スペック的に通常のレ・ペルゴレ・トルテと比較すれば「リゼルヴァ」格であることは間違いありませんが、ラベルに「リゼルヴァ」の表記はありません。「レ・ペルゴレ・トルテ」の名前とともに「50」という文字が入っているだけです。

現在の当主であるマルティーノ・マネッティの父であり、モンテヴェルティーネを興したセルジオ・マネッティ氏がモンテヴェルティーネを取得したのが1967年。ワインを醸造し始めたのが1971年、レ・ペルゴレ・トルテに関しては1977年が初ビンテージとなります。レ・ペルゴレ・トルテ2015年の商品ページにも記載していますが、90年代後半までは、レ・ペルゴレ・トルテは、レ・ペルゴレ・トルテ畑からのブドウのみ、つまり単一クリュのワインでした。レ・ペルゴレ・トルテの畑は北から北東向きの2haの畑で1968年に植樹されたものです。

この2013年ビンテージに造られた「50(周年)」の特別なレ・ペルゴレ・トルテは、レ・ペルゴレ・トルテ畑の植樹年である1968年から50年を経過した2018年にリリースされた「植樹50周年の2018年にリリースされたレ・ペルゴレ・トルテ2013年」ということになります。2017年夏のお披露目時に振る舞われたのは瓶熟成期間途中のものだったと予想されます。

決してレ・ペルゴレ・トルテ単一畑としてのレ・ペルゴレ・トルテの復刻版ではないのは、通常のレ・ペルゴレ・トルテとは違うスペックでることからも明白です。モンテヴェルティーネでも、畑や区画毎での収穫が行われているはずで、それは例年通りかと思われますが、レ・ペルゴレ・トルテ畑で栽培される(2013年時点で)樹齢45年になるサンジョヴェーゼはアルコール発酵、マロラクティック発酵を経て、その一部はスラヴォニア産の16hlの大樽で30ヶ月熟成されます。2013年のスタンダードなレ・ペルゴレ・トルテは18ヶ月のスラヴォニア産の大樽で樽熟成後、アリエ産のバリックで6ヶ月熟成されたようです。2015年は12ヶ月のバリック熟成の後、スラヴォニア産の大樽で12ヶ月としていますので、大樽とバリックの樽熟成比や、期間はビンテージによって違うかもしれませんし、どちらかの情報が誤っている可能性もありますが、いずれにせよ合計24ヶ月の樽熟成となりますので、この50周年記念は樽熟成期間は6ヶ月長く、大樽のみでの熟成となります。また、通常のレ・ペルゴレ・トルテが12ヶ月の瓶熟成後リリースされるのに対し、この50周年記念は16ヶ月の瓶熟成期間を経てリリースされるそうです。ただし、樽熟成期間6ヶ月と瓶熟成期間の4ヶ月の延長は、合計10ヶ月に過ぎません。日本市場では2015年と同時リリースとなりましたので(現地では2015年は春にはリリースされていたように思います)、瓶熟成期間はさらに長いと考えてもいいかもしれませんね。

この50周年記念は「リゼルヴァ」などの表記はありませんが、通常のレ・ペルゴレ・トルテと比較すれば熟成期間が長いという意味での「リゼルヴァ」であり、オリジナルとはいえ1968年植樹の古樹からのブドウのみとなれば「ヴェキエ・ヴィーニュ」とも言えます。もちろん、ラベルなどに記載がない以上、名乗ることはありません。

生産本数はフルボトルが1,500本、マグナムボトルが400本となります。日本の正規輸入元への割当は、フルボトル30本、マグナムボトル10本でした。では、通常のレ・ペルゴレ・トルテの2013年は、50周年記念に使用された古樹からのブドウ分は、他のビンテージよりも若いブドウの比率が高くなっている計算になるかもしれませんが、気にしないでおきましょう。

この50周年のレ・ペルゴレ・トルテの存在を知って慌ててストックした2013年のスタンダードなレ・ペルゴレ・トルテが手元にあります。スタンダードな2013年のレ・ペルゴレ・トルテのアルコール度数の表記は13度。この50周年記念の2013年のレ・ペルゴレ・トルテのアルコール度数の表記は13.5度となります。もちろん、まだ未毒味ですが、中味は別物と思われます。

2013年、モンテヴェルティーネ公式サイトのビンテージチャートは★★★★★となります。一般的には2010年や2015年の方がビンテージ評価はよいでしょう。この2013年の収穫時に、さらなる熟成期間を設ければ、2018年に50周年記念としてリリースできるという自負があったからこそ2013年なのだと思います。一部では、リゼルヴァを詰めた1990年と似たビンテージとの情報もありますが、そもそも、1990年とはビンテージ特性は違うと思いますし、特別なワインが誕生した経緯もまったく違います。「1990年は偶然、この2013年は必然」なのですから。あたしも美辞麗句で煽ることもありますが、1990年のリゼルヴァとは違う‥というホンネの部分も書いておきます。

スタンダードなレ・ペルゴレ・トルテとは別物と思われますが、飲み比べたわけでも、そもそも飲んでもいません。そして、非常に高額なワインです。市場でプレミアム化したのではなく蔵出価格自体がこういう設定なわけです。この価格になると、欲しい、飲んでみたいと思えど、実際に買うか買わないかの線引きがされていますので、なおさら煽ることなく、冷静に情報を整理したいとも思います。この50周年記念のレ・ペルゴレ・トルテは、まだワイン誌の評価は出ていません。スタンダードな2013年はワイン・アドヴォケイト98点、ヴィノス96点だそうです。モニカ・ラーナーや、アントニオ・ガッローニが、特に後者がどのような評価をつけるのかは気になりますが、あえて、評価はつけないのでは?と思っています。よそ様が50周年記念や言うてんのに、スタンダードな2013年よりも低い点数はつけれないし(そう客観ではなく主観ですよ点数って)、じゃあご祝儀で100点つけるかどうかはあたしにもわからない。まあ、点数は気にしない方がいい。スペック的にも完成したワインもスタンダードなものとは別物です。

さて、ラベルデザインも特別なものになります。故アルベルト・マンフレディ氏の作品であるのは同じですが、作品のタイトルは「Aria di Montevertine」と記載しています。ariaは直訳すると空気になりますね。モンテヴェルティーネの世界‥そんな感じになるでしょうか。モンテヴェルティーネのアジェンダとともに8人の女性の生首(おい!)と10本のワインボトルが描かれており、サインには1996とありますので、1996年の作品と思われます。バックラベルには「Dedicato a Srgio Manetti,Bruno Bini e Giulio Gambello」と記載されており、各ボトルにナンバリングが施されています。キャップシールはいつもの通りのちんちくりんですね。

なお、パッケージングですが、3本入りの木箱仕様となります。天蓋はスライド式、中には額装したくなるような上質な紙に印刷された特別なラベルと文言が印刷された紙が一枚。ワインは、ボトル形状に凹んだ、ワイン色のベルベッティーな型にすっぽりと3本並んで入っています。3本お買い求めいただきましたらこの箱のままお送りします。

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