Pigato Cycnus Riviera Ligure di Ponente Riviera dei Fiori DOC 2009 Poggio dei Gorleri

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更新履歴 2010/10/26
情報 2007年よりも300円お安くなりました。
販売価格

2,180円(税込)

在庫数 SOLD OUT

シクヌス・ピガート リヴィエラ・リグーレ・ディ・ポネンテ DOC 2009 ポッジョ・ディ・ゴルレリ
《イタリア/リグーリア/白/ピガート/辛口》


その2007年をご紹介させて頂いたのは、昨年の春でした。その後、実は2008年に切り替わったのですが、試飲してもピンと来ず‥華麗にスルーさせて頂いたのですが、遂に、このピガートも2009年が!!そう‥2009年は(今のところ北の白ばかりですが)ハズレなし!!超期待のビンテージですもんね!!しかも、先日発表されたガンベロロッソ誌2011年度版で‥このシクヌスがトレビッキエリ獲得っ!!


その西端はフランスはモナコ‥モンテカルロに隣接し、トスカーナ州やピエモンテ州と隣接する細長い州‥その州都はジェノヴァ‥そう、マルコが母を訪ね、ブエノスアイレスまでのひとり旅はここからスタートです。

港町があり、すぐに山間部な急斜面もあるのかな‥海手、山手があるイメージですね。狭そうなんだけれども‥西側に海があって細長く海岸線が‥地中海≒瀬戸内海‥港町では新鮮が魚介類が取れたりして、山では山の幸が‥なんだか美味しそうな州なんですね。そんな急斜面に海からの風‥日照‥きっと葡萄栽培にも適しているはず‥。

かのバジルソースをジェノベーゼとすれば、ジェノヴァでは、魚にも肉にも‥それに合うワインのスタイル‥ならば、この地の土着品種である白ならピガート、ヴェルメンティーノですね。赤ならオルメアスコなどが有名です。ヴェルメンティーノはサルディーニャを始め他州でも‥と、考えるとぜひお試し頂きたいのがこのピガートなんですね。その起源はヴェルメンティーノや、ピエモンテ州におけるファヴォリータと同じとされていますが、クローンによりその個性は異なるようで、このゴルレリでも違う品種として扱われているようです。

リグーリア州は、ディアーノ・マリーナ地区‥州都ジェノヴァからさらに西へモナコ共和国のちょっと手前な海岸沿いの村なんですね。そんなディアーノ・マリーナ地区に2003年に誕生したというピッカピカの生産者なんですね。たった5haではありますが、マッテオとダヴィデなメラーノ親子が、ディアーノ湾沿いの粘土質、硬質、砂利質で水はけのよい土壌と、常に吹き込む西風が葡萄の木を病から守るんですね。また、この西リグーリアは3000m級のアルプスと、深い海に挟まれた特殊な地形は、なんと年間3000時間もの日照時間を誇ります。だから、完熟なんですね♪ちなみに‥エノロゴはジュゼッペ・カヴィオラなんですよ♪

そんなゴルレリが醸すワイン達はやはり白が主体。いずれも「Riviera Ligure di Pinente Riviera dei Fiori (リヴィエラ・リグーレ・ディ・ポネンテ・リヴィエラ・デイ・フィオーリ)」なんて長ーい名前のDOCなヴィルメンティーノまたはピガートからなる白と、ドルチェットの亜種というオルメアスコからなる赤ワイン(VDT)を生産しています。

日本市場には、スタンダードなヴェルメンティーノ(ステン)、単一畑のヴェルメンティーノ(ステン)、樽熟成されたヴェルメンティーノ。そして、このステンレスで仕上げられたピガートと、樽熟成されたピガートの白5種類となります。

このゴルレリにおいても、ピガートとヴェルメンティーノの表記を分けていることから別品種な認識であろうと思われますが、それほど大差がなさそうなのも事実。ここはリグーリア満喫♪とイキたい西野嘉高は迷わずピガートを‥そして、できれば樽はない方がいいんじゃないの?価格的にも樽がかかると高くなっちゃうし‥なもんで‥このピガート・シヌクス一択でご紹介しております。「CUCNUS(シクヌス)」とはギリシャ神話に出てくるリグーリアの神の名前だそうで、醸造はステンレスタクでの発酵後、約8ヶ月タンクで熟成され瓶詰めされます。

やっぱりピガート‥いいですね♪魚介なお料理全般に合わせやすいですよ!



独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味



ネック部分がスルリと伸びるブルゴーニュ型ボトル。この2009年からラベルデザインが変更になっており、これまでの意匠のラベルが小さくなり、別貼りで、DOC名と、品種名、ビンテージが表に表記されることになりました。昨年は表に入れろよ!と書いたのですが‥改善されましたね。2007年の度数は13度でしたが、この2009年は13.5度となっております。そのラベルデザインは何がモチーフなのか存じませんが(ワラビみたい)なかなか洒落たデザインで好印象。ペロペロのキャップシールですが、コルクは良質‥2007年は4.5cmでしたが、この2009年は5cmというのも嬉しい。冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュアです。

キレイな麦ワラ色。洋梨のピューレ、まだ‥もいでいない白桃、熟れたバナナと、その葉のようなトロピカルフルーツのニュアンスもある。うん、2007年の印象そのもの‥。どこかラムネ菓子と、イタリアンパセリの清々しいハーブ香。白い花、凍らせたパイナップル。

口に含みますと、滋味‥旨味、密度ある柑橘には、温かみのある酸味が溶け込んでいます。ミネラリーで、ひと摘みの塩っけ。含み香には、白だけではなく黄色い花。2007年は、きっとグラスからの香りよりも含んだ香味の方が‥だったのかも?な味吟醸と感じたのですが、2009年はグラスからの香りも十分。酸味もよく溶け込んでますね。なかなかボリュームも感じる密です。

磯ではなく潮を感じさせる‥まさにリグーリアのワイン。旨味があって、やっぱり、ここのピガートは好きだなぁ。魚介のマリネにバジルソースを添えて‥野菜だって美味しくなりそうな気配。

二日目です。冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュアです。初日同様、南国系と、洋梨っぽさ‥そして緑の柑橘‥シトロンとかの皮や渋味のようなスパイスっぽさが混じりますね。含み香もなかなか複雑で、落ち着いた旨味とじゅんわりする酸味があって美味。後味に苦味が残るが、心地よいレベル。総じてやはりヴェルメンティーノに似てるわけですが、この2009年は、初日から香りも開いているし、複雑な風味が良いですね。ボディは中程度で、旨味がある。温度が上がってもなお旨味と酸味が美味で問題なし。やはり魚介類一般‥何でも合わせたいですね。

三日目です。冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュアです。三日目も終始‥初日と何ら変わらないですね。口に含んだ印象は、より粘度‥というかマロ味がでてきたように感じますが、初日から旨いまんま。まさかオチ、抜けはない。ワイン単体でも旨いんだよなぁ。この2009年の密度はさすが‥ですね。ピガートを満喫‥とてもピガートらしさ‥ありますよ♪

うん、美味しい!




独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味/2007年ビンテージ

ネック部分の長い、撫で肩のボトル。ゴルレリ共通の何を表現しているのかはわからないエチケッタですが、決してデザイン的には悪くはありませんし、統一性があっていいですね。(見たことある‥は重要ですから)残念なのは表ラベルに「CYCNYS」の文字だけなんだな。ぜひ裏ラベルに記載となっている「PIGATO」の文字は表に入れて欲しかったですね。バックラベルは毎年使い回す案のようで、バックラベル下部にビンテージや度数を毎年上から印刷するようになっております。ちなみに、この2007年は13度と表記されています。キャップシールにもエチケッタに描かれている挿絵がありますね。なお、キャップシールはビリビリビニール製となっており、コルクは良質の4.5cmです。グラスはリーデルのオヴァチュアで。

いわゆる麦藁色ですね。ピガート(以下≒ヴェルメンティーノ)には、いつも洋梨のネクターを感じますが、このシヌクスも果実のベースに、そんな洋梨のネクター(を薄めた感じね‥ドロドロはしてない)を感じます。南国なフルーツは、バナナの白いピロピロや、ナッツを搾った軽いオイル、完熟間際の‥まだ木になってる状態の白桃とか。黄色いフルーツは、シャルドネのバイナップではなく、縁日の氷の上にならべられた未熟なパイナップルの、割り箸がぶっさしてある固い芯の部分の香りを薄めた感じのパイナップル。黄色い花の、花びら‥白い花の黄色いめしべ。

まぁそのぉ‥ヴェルメンティーノです。

口に含みますと、冷やっとするミネラルですね。キチンと密度を感じる果実味。果実の熟度の高さが伺えますが、決して濃厚なんじゃない‥濃密。でも、密度も濃すぎるわけではありません。

酸味がしっかりと果実味と絡み合ってますね。密度にエキス、旨味を感じますが、酸味がクドく感じさせません。白ワインにしては旨味を感じますね。鼻に抜ける香りが黄色と白のお花畑系で、いいですね。香り、味わいともに余韻は非常にながく感じます。ステン仕上げで、これだけの密度があれば、もう十分ですね。

どちらか‥となると味吟醸なタイプ。グラスから放たれる香りは、口に含んでからのそれと比較すると75%な感じが、実は、付き合ってみると‥なかなかやん‥な感じなんです。(←意味がわからんわ)

果実味はそれなりに太めなんですが、酸が不足している感じがないんですよね。このピガートは、ワンランク上だな‥うん。

塩ではく、潮を感じますね。青い空、白い雲‥テラス席で、真っ白なパラソルの元‥タコとかイカとか‥軟体をさっとボイルしたのが出てきてね‥添えてあるレモンを‥ギュギューっと搾ってみたりして…牡蠣も、ホタテも総動員‥

あ…何だか楽しそうな音楽が聞こえてくる‥


 わたしの〜カワイイ〜おど〜りくつ〜

 わたしが 踊れば‥トレリロレロン♪

 おいらの〜汚れたぁ〜おど〜りぐつ〜

 おいらが 踊れば‥ドボドボボドン♪



 ペッピーノ一座が登場すること‥間違いなし。

 もちろん、アコーデオンの音色に合わせて‥

 アメデオ踊りまくり‥。


うんうん。なんだか楽しいぞ、このワイン♪さて‥ワインの肴ですが、例の鮎缶に、軽く塩‥市販のバジルソースを付けてみましたが‥これが、また旨いなっ!!


二日目です♪冷蔵庫キンキン温度なので、最初は香りが控えめですが、キュンと冷やすと旨味と酸味が引き締まって美味しいですね。とはいえ、まったく緩くはない、なかなか暖かな果実味が美味しいんです。二日目とはいえ、酸味が緩むことも、キツくなることもなく、いい状態で‥うーんこれも間違いないな。

今宵は、自作のバーニャカウダで勝負。

いいねぇ♪アンチョビの塩気と魚な旨味が、この海を感じさせるリグーリアのピガートにぴったしだ!!ピガートもヴェルメンティーノも、なかなか使い勝手いですね♪

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