Chianti Classico 2015 Bibbiano

トスカーナ州の赤 > Chianti

更新履歴 2017/11/11
販売価格

2,080円(税込)

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キャンティ・クラッシコ 2015 ビッビアーノ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ100%/ミディアム》


ビッビアーノ家がアジェンダを興したのは1865年。現在は5代目となるトンマーゾとフェデリコ・マッロッキエージ・マルツィが運営しており、カステッリーナ・イン・キャンティの海抜270mから300mの丘に約23haの畑を所有します。栽培するのはサンジョヴェーゼ(・ピッコロ)とサンジョヴェーゼ・グロッソ、少量のメルロとコロリーノとなります。

ビッビアーノと言えば、かのジュリオ・ガンベッリ氏が手がけていたことでも有名ですね。1925年、ポッジポンシに生まれたジュリオ・ガンベッリ氏は14歳の頃からトスカーナ最大の生産者であった「エノポリオ・デ・ポッジ・ボンシ」で働き始めました。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの基礎を築いたタンクレディ・ビオンディ・サンティに才能を見いだされ、サンジョヴェーゼの研究も行います。1942年、ジュリオ・ガンベッリが17歳の時に初めて手がけた生産者がこのビッビアーノだったんですね。ジュリオ・ガンベッリが1950年にモンタルチーノから移植したクローンを栽培し、ビッビアーノの土壌に合うように改良されてきたそうです(つまり出所は‥)。

2012年に没後は2000年から参加した若きエノロゴ兼アグロノモのステファノ・ポルチナイ氏が継いでいます。

キャンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネや、CCRモントルネッロ、最近はクリュを名乗らないCCRも始めましたし、実験的な白やロゼにも挑戦中です(試飲しましたが華麗にスルー)。ビッビアーノをスタンダードなCCはブラックラベルと呼ばれており、軸になるワインでもあります。

このスタンダードなキャンティ・クラッシコは全上級クラスの共通セカンド的な位置づけでもあり、ビッビアーノが所有する畑合計27haの全てからのブドウが使われています。

なお、植樹は1966、1998、2000、2002、2005年のもの。畑は南西と、北東向き、すべての畑が対象ですが基本的には若い樹からのブドウが使用されます。2013年の5%、2014年の3%とコロリーノの比率が減っていましたがこの2015年は遂にサンジョヴェーゼ100%となります。醸造はスチール製のヴァットでの醸しと発酵、セメントタンクでのマロラクティック発酵と熟成が行われ、樽は使用されません。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


お馴染みのブラックラベルにアッズーリなブルーのラインがいいですね。コルクはもうひと踏ん張りしてほしい4.5cm、2012年からバックラベルには「Zero Emissioni CO2」との記載があり、CO2の排出量はゼロという意味で、酸化防止剤としてのSO2の話ではありませんので悪しからず。グラスはヴィノムのキャンティ型一択。ちなみに表記のアルコール度数は2012年、2013年、2014年同様に13,5度となります。

2,000円そこそこ(超語弊あり、値段じゃありません)のキャンティ・クラッシコとは思えない比較的暗めの色合い。もちろん、あくまでも比較的で、明るさあるルビー色もありーの、キャンティ・クラッシコらしいんですよ。2014年がオフにも関わらず旨かったのでこの2015年は安心、いや、ある意味心配か?

安定してるねえ。グラスからの香りは、相変わらずのビッビアーノのキャンティ・クラッシコ。スミレとチェリー系の香りのバランス良し。2014年には少しロースト香(樽熟成はさせていないが、小豆っぽさに似た豆感の一種)を感じていたようですが、この2015年はピュアな果実香が主体、スミレ、小豆っぽさはあるが、ローストっぽさはない。

口に含みますと、うん、ミディアムの範疇ながら、しつかりと密度感があり不足がない。まだ渋味や酸味に少しの荒さはあるがこれは当然のこと。キャンティ・クラッシコとしてのサンジョヴェーゼのド・ストレート感もいい。どこか、素朴さすら感じるが決して粗野でも雑でもない。まだまだ先のある旨味、しっかりと余韻だってある。

十分な果実味があり、十分な酸味があり伸びがある。これで十分と思わせるバランスも素晴らしい。

いい意味でこの価格帯のキャンティ・クラッシコに求めたい「カジュアルなんだけれども上質」を具現化したのがコレ。キレイなミディアムボディで、酸味だってツーっとキレイ。すんなりと飲めるし、この酸味は食事映えするに違いなく、いや、食事があってこそ完成し、相乗効果ありでさらに旨くなるタイプなわけだけれども、そこにばかり徹するわけでもなく、ワイン単体でもキチンとまとまり、バランスが取れている。素朴さはあるが、粗野ではない、シンプルだけど単調ではない‥そんなキャンティ・クラッシコで、長らく売れ続けるのも理解できる。

うむ。時間経過とともに、旨味が沸き上がる。旨味がでると素朴さがマイルドになるんだな。どこか旨味がコーティングしてくれる感じ。でもそろそろ二杯目。

二杯目、いい馴染み、すでに旨いし、そもそも旨い。2,080円税込の割には‥以上の旨さがある。

懐かしい…とはまた違う。懐かしさにあるキャンティ・クラッシコは案外おいしくない(笑)。トラディショナルかつ洗練されている。現代的という意味ではなく。

ああ、酸味が旨い。そして、じんわりとグラスの中でまとまり、一体感が出てくる。となると旨味に感じるんですよね。いやあ、素晴らしい。

二日目もヴィノムのキャンティ型です。香りも味わいもキレイにまとまってますね。ツーっと一筋の旨味、それを走らせるのは上質の酸味、この状態って、ヴィノムのキャンティ型グラスが非常に似合っています。先細りでまとまりスーっと一筋で入ってくる感覚、赤い果実の旨味にほんのりと甘味があり、グンと深みが増しています。より立体的に感じながらも、一筋感、まとまりがあって、ぼんやりと広がる感じではなくいい意味でタイト。

うーん、旨い。

うーん、安過ぎるのとちゃうか?

三日目もヴィノムのキャンティ型。より馴染んできましたね。馴染むにつれて、輪郭のポリゴン、ドットが丸くなめらかになる。たまに感じるサンジョヴェーゼなんだけど柑橘っぽさ(酸味とリンクしてるんだろうね)。スミレ、果実も赤から黒になってきました。濡れ、細やかな渋味もありまったく甘過ぎることはない。とても飲み口はスムーズですでに完成されているまとまり。

いいまとまりやなあ。ほんとに旨い。ただしビッビアーノのCCは2014年だって十分旨かった。ほんと安心して選べるんだよね。

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