Sauvignon 2015 Abbazia di Novacella

イタリアの白ワイン

更新履歴 2017/03/18
販売価格

2,580円(税込)

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ソーヴィニョン 2015 アッバツィア・ディ・ノヴァチェッラ
《イタリア/アルト・アディジェ/白/ソーヴィニョンブラン/辛口》


ボルツァーノの市街から北北東へ35km、ヴァルナに位置するアッバツィア・ディ・ノヴァチェッラ。1142年よりブドウ栽培を行っている由緒正しき修道院が起源となります。ノヴァチェッラはラテン語の「Nova=新しい」「Cella =住まい」に由来し、古くはローマやヴェネツィアに向かう巡礼者の休憩所として利用され(ドラクエか!)、この修道院で造られるワインは巡礼者の癒しだったとか。

白ワインに使用されるブドウは、修道院のあるヴァルナや近郊のブレッサーノ地区の畑が主で600mから900mという高い標高にあります。一万年前は氷河が広がっていた土地であり、浸食により砂や石英などが入り交じる複雑な土壌を持ちます。

現在所有する畑は約75ha。エノロゴにはチェレスティスティーノ・ルチーンが常駐しています。

樹齢は古いものでも20年であるのは、冷涼な土地では樹齢が高過ぎると北風により樹が枯れてしまうために定期的な植え替えを行う必要があるからだそうです。標高や斜面の向きの違いにより小区画でのミクロクリマの違いに合わせて適した品種を栽培しています。

例えば、ミュラートゥルガウは酸味が非常に重要なために冷涼な海抜750mから900mの高地で栽培され、晩熟なリースリングは700mまでの石の多い土壌で栽培することで夜間も石に蓄積された熱がブドウの成熟を促します。

白ワインのほとんどは品種特性を表現するためにステンレスタンクでの熟成が施されますが、一部は大樽も使用されます(2009年からバリックの使用を止めたそうです)。品種やクラスに応じて細やかな醸造を行っているそうです。

スタンダードなクラッシックラインと、上級ラインのプラエポジタスの二種類のシリーズを展開しており、それぞれに白、赤と多品種または混醸のワインを多種醸造しています。

ソーヴィニョンブランは、アッピアーノに位置する海抜420m、南と南西向きの畑からのブドウ。約20度に温度管理されたステンレスタンクでの発行と6ヶ月の熟成後瓶詰めされます。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


この地方(南チロル)のワインらしいスラりとしたロングボトル。ラベルもいい雰囲気ですね。修道院であろう建物の背後には山頂に雪。ちなみにアルト・アディジェ・ソーヴィニョンDOCとなります。コルクがディアム社製の圧縮コルク(4,5cm)なのは高評価材料。冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ・クラッシコ型、ちなみに表記のアルコール度数13.5度となります。

薄過ぎないが、ほんの少しシルバーがかった薄めのレモンイエロー。香りは思ったよりも熟れたソーヴィニョンのニュアンスがあり2015年を思わせる。猫のおしっこは、黄色の柑橘にやや隠れ気味だけれどもちゃんとある。柑橘のピールは決して揮発的ではないし、思ったよりも青味は少ない。ハーブも、洋梨も黄色に濡れている状態ですね。

口に含みますと、香りから印象づけられるほどの甘味はなく(甘味はある)感じるのは、柑橘ピールの黄色と白い部分はしっかりとドライで、豊富な酸味がクッキリとしていますね。余韻も思った以上に長い。香りからは、ちょっと黄色が強いかな?とい
う印象でしたが、飲み口はもう少し白が強め。ミネラルの塩気はまだ柑橘よりも後ろ、クリアな硬質さもあるが、しっかりとした果実に熟度と13.5度の厚みがあって硬過ぎない。ふむ。実は春の野菜を連想して、もう少し緑、青のイメージのソーヴィニョンを想っていたのだが、黄色過ぎないという部分がいいですね。

菜の花の色の薄い(黄色に近い部分)、木の芽そのものではなくアクセントになる柑橘。そう、天ぷら、フリット、新鮮でミネラルたっぷりのお野菜や、魚介がいい。それなりの厚み(ボディ)は油分とも、ライトな揚げ油、炒め油がいいかも。そして、このキレのある納付な酸が、油を斬油剣。

たけのこ。素材としては決して緑ではないが、その「新」という意味の若さや灰汁の部分ともいいかもしれない。サッパリとした飲み口だけれども、ボディ感が欠落しているわけでもないし、酸味が強めに感じるとはいえ、旨味もあり、新たけのこを炊いたのだって守備範囲のはず。風味としてゆずなどの柑橘を添えるもよし。

春の食材との相性ならソアーヴェ(ガルガネーガ)あたりでもいいし、もう少し白が強く、緑のヒントならガヴィ(コルテーゼ)も捨てがたい。ソーヴィニョンには、もっと緑で、香草の風味が木の芽や、新緑な野菜に合うイメージ‥。

このソーヴニョンは、やや黄色が強め。しかし、ちゃんと緑、青い部分もある。前ではないだけ。ほんのりと、ほんのりとした軽い苦味がまた春の食材にいいかもしれませんね。そういう意味で鮎なんかもいいかもなあ(ヨダレ)。

いい意味でニュートラルなんですよね。ソーヴィニョンブランって、慣れ親しんでいる(はずです)し、逆にイタ専の方がめったとソーヴィニョンブランって飲まないのかもしれません。良く似た特性を持つ品種は山のようにあるしね。

二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型です。黄色と白の花とスパイス、黄色の果実味に少し黄緑がかった香草の香りが前に出てきましたね。飲み口に硬質なミネラル、まとまりある果実味に旨味も感じられますが、初日同様にハッキリとした輪郭の酸が豊富でダレませんね。

柑橘ピールの白く乾いた部分に辛さ、ミネラルの塩っ気も手伝ってしっかりと後口はドライなのも初日同様。やわらかさ、旨味な甘味とのコントラストもテンポがいいですね。

苦味は変わらず後列でそう目立つわけではありません。単一品種ですが奥行きがありますね。けっしてアッサリではありません(もちろんコッテリでもないが)。

三日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型。三日目もしっかりとソーヴィニョンらしい果実、花、ハーブの香りがありますね。クリアで冷涼なミネラス、クッキリとした酸味、非の打ち所もありまません。果実とミネラル両方の厚みも程よいがキレのある酸味が重苦しく感じさせない。

余韻に向かって真っ白になる果実香と花の香り。そう、余韻は思った以上に長い。いいビンテージということもあり味わいそのものも力強いしハッキリしているんだよね。

この黄色味がやや強めの酒質はイタリアらしいとも言えるね。

春の花、新芽な息吹‥を感じさせてくれます。

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