Chianti Classico 2014 Bibbiano

トスカーナ州の赤 > Chianti

更新履歴 2016/10/20
販売価格

2,080円(税込)

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キャンティ・クラッシコ 2014 ビッビアーノ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ97%、コロリーノ3%/ミディアム》


ビッビアーノ家がアジェンダを興したのは1865年。現在は5代目となるトンマーゾとフェデリコ・マッロッキエージ・マルツィが運営しており、カステッリーナ・イン・キャンティの海抜270mから300mの丘に約23haの畑を所有します。栽培するのはサンジョヴェーゼ(・ピッコロ)とサンジョヴェーゼ・グロッソ‥少量のメルロとコロリーノとなります。

ビッビアーノと言えば、かのジュリオ・ガンベッリ氏が手がけていたことでも有名ですね。1925年、ポッジポンシに生まれたジュリオ・ガンベッリ氏は14歳の頃からトスカーナ最大の生産者であった「エノポリオ・デ・ポッジ・ボンシ」で働き始めました。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの基礎を築いたタンクレディ・ビオンディ・サンティに才能を見いだされ、サンジョヴェーゼの研究も行います。1942年、ジュリオ・ガンベッリが17歳の時に初めて手がけた生産者がこのビッビアーノだったんですね。ジュリオ・ガンベッリが1950年にモンタルチーノから移植したクローンを栽培し、ビッビアーノの土壌に合うように改良されてきたそうです(となると出所は‥)。

2012年に没後は2000年から参加した若きエノロゴ兼アグロノモのステファノ・ポルチナイ氏が継いでいます。

新しい規格であるキャンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネや、クリュであるモントルネッロという上級CCもありますが、ビッビアーノをスタンダードなCCはブラックラベルと呼ばれており軸になるワインでもあります。

このスタンダードなキャンティ・クラッシコは上級二種類の共通セカンド的な位置づけでもあり、ビッビアーノが所有する畑合計25haの全てからのブドウが使われているようです。

なお、植樹は1966、1998、2000、2002、2005年のもの。畑は南西と、北東向き、すべての畑が対象ですが基本的には若い樹からのブドウが使用されます。この2013年は9月の20日に収穫が始まり、コロリーノはもう数日経ってから。2013年からはコンクリートではなくスチール製のヴァットでの醸しと発酵を約18日間。セメントタンクに移されてマルラクティック発酵と熟成が施されます。2013年同様に樽熟成はないようです。また、2013年まではコロリーノの比率は5%でしたが、この2014年は少し減って3%となっています。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


お馴染みのブラックラベルにアッズーリなブルーのラインがいいですね。2013年から少しコルクの質が上がった4,5cmで、2012年からバックラベルには「Zero Emissioni CO2」との記載があり、CO2の排出量はゼロという意味で、酸化防止剤としてのSO2の話ではありませんので悪しからず。グラスはヴィノムのキャンティ型一択。ちなみに表記のアルコール度数は2012年、2013年同様に13,5度となります。

いい色ですね。明る過ぎない。透明度はありますが少し深さもある。キレイなスミレの香りには、少しローストした豆の香りもありますが樽熟成はさせてません。そう、サンジョヴェーゼに時折感じる小豆っぽさ的な豆感なんでしょうね。赤黒いチェリー、プラムの果実香に、ツーっとか細いスパイス。

まんまキャンティ・クラッシコで、ドが付くほどのサンジョヴェーゼの姿。

口に含みますと、確かに軽やかさもあるミディアムではあるのですが、思ったよりもやさしい厚みがあり、密度にも不足感はない。酸味も隅々まで行き届いて伸びも感じますね。うん、2014年‥案外イケてます。構成部分はミネラリーに感じますが香味は果実が前、もう少しあっさりとしていると予想していたのですが、なかなかの飲み応えもある(でも、ミディアムよ)。

強さではないが、しっかりと余韻に向けて味が残る。抜栓一杯目ですがすぐおいしい。すごくおいしいを地でゆくタイプ。スムーズですねえ。キャンティやキャンティ・クラッシコに粗野で雑なイメージを持つオールドタイプに飲ませたい。キャンティ・ク
ラッシコも価格の幅が広くなってきましたが、このお値段でも十分質の高いキャンティ・クラッシコはあるんですよねえ。

旨味もすでに感じ、とてもジューシーですね。2014年、ちょっと心配でしたが、これは使えますよ!

カジュアルか?確かにカジュアル‥この気軽さは軽快な酸が果実味をランランルンルンさせてくれてるから‥ちゃんと甘味も感じますしね。思った以上に‥というか2014年、旨いやんか!オフビンテージはスタンダードものを狙え‥というパターンもあるがひょっとするとビッビアーノはそうだったのかもしれません。

とてもキチンと、端整にまとまっているバランス。(このワインの場合はそうではないが)全体的に小さくなっていてもバランスが保たれていれば大丈夫なのよね。逆に良いビンテージで全体的に大きくなるのは大丈夫ですが、例えば再三話しますがアルコール感だけが突出するなど、アンバランスに大きくなるのは歪(いびつ)でバランスが悪いという判断になる。

二日目もヴィノムのキャンティ型。キレイな果実味、キレイなスミレの香り、ミネラル香がふわりと添えられている。飲み口もピュアですね‥こういう純度の高い果実味を持つワインが好きです。二日目にも少し香ばしさがヒントとなりますが、舌触りもとてもなめらかですね。2014年ですが、まったくヌケやユルみは感じさせないのも嬉しい。きめ細やかな酸、タンニンもとても心地よい。

これ最強コスパやんか。

三日目もヴィノムのキャンティ型。キレイなスミレと果実香、いや、マジで純度高いですわあ。三日目はまとまって、少しこじんまりと感じるのかと思ったら、深く大きく感じますね。これだからワインは飲んでみたないとわからない‥2014年‥めっちゃいい出来ですね。

グラスの中でもグンと良くなりますね。この2014年、果実味と酸味に「伸び」を感じます。スパイスというアクセントがなおさら果実味をピュアに感じさせてくれ、その伸びはとても良質の墨汁と筆で描いた線の様。

この価格!非の打ち所がありません!

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